今回ご紹介するのは、東洋大学の西山和弥さんです。
中学・高校での実績も凄いのですが、大学に入り良い練習を積んだことにより、9月の日本インカレで3位、出雲駅伝・全日本駅伝でも結果を出している、あの柏原竜二さんも注目の選手に挙げているルーキーです。
東洋大学の西山和弥(にしやまかずや)さんの出身小学校と中学・高校と、履いているシューズと箱根駅伝1区連続区間賞の法則を調べてみました。
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西山 和弥(にしやま かずや)
生年月日 1998年11月05日(21歳)
出生地 大阪府
出身地 群馬県伊勢崎市
身長 167cm
体重 53kg
血液型 AB自己ベスト
5000m 13分46秒95 (2018)
10000m 28分35秒72 (2018)
出身小学校と中学は？
出身小学校は、伊勢崎市立茂呂(もろ)小学校で、中学は伊勢崎市立第一中学校です。
西山さん中学生時代からメチャクチャ活躍していて驚きます。
中学2年生
県駅伝大会 3位（2区区間賞・区間新記録）＝関東大会出場
ジュニアオリンピック陸上競技B1500m 4位
全国中学校陸上競技大会1500m、3000m 出場中学3年生
県駅伝大会3位（1区区間賞・区間新記録）
関東駅伝大会 2位
関東中学校陸上競技大会3000m 優勝
全国中学校陸上競技大会3000m 3位
ジュニアオリンピック陸上競技A3000m 3位
都道府県対抗男子駅伝2位(2区区間賞・区間賞は群馬県初)
上記のように活躍しそれが認められて平成25年度の「いせさき元気賞」を受賞しています。
都道府県対抗駅伝や全国中学駅伝と全国高校駅伝での区間賞って凄いですよね、全国47チームもある中の1番ですから物凄い価値があると思います。
全国男子駅伝(全国都道府県対抗駅伝)
2013年 伊勢崎一中 6区17位 09:12 群馬29位
2014年 伊勢崎一中 2区01位 08:30 群馬03位 区間賞
高校は東京農大二高！
出身高校は、東京農業大学第二高等学校です。
Wikipediaの東京農大二高 著名な出身者に西山さんの名前があります、おめでとうございます。
高校での実績も凄く、高校に入ってすぐに5000mで14分17秒を出しています。国体やインターハイの常連で、全国高校駅伝に2年3年次に2年連続出場しています。
全国高校駅伝
2015年 1区34位 30:28 東農大二高25位
2016年 3区09位 24:29 東農大ニ高11位全国男子駅伝(全国都道府県対抗駅伝)
2015年 東農大二高 4区02位 14:24 群馬04位
2017年 東農大ニ高 1区05位 20:19 群馬06位
東洋大学へ！
東洋大学総合情報学部総合情報学科に進学しています。
西山さん、フィジカルトレーニングを熱心に取り組んだことで故障がなくなりよい練習を積めたそうです。
周囲を驚かせたのは、9月の日本インカレ10000mでした、積極的な走りを見せて28分44秒88の自己新で日本人トップの3位になりました。
強力な留学生には勝てませんでしたが、群馬県の先輩で一度も勝ったことのない、順天堂大学のオリンピアン塩尻さんに初めて勝つ快走でした。
昔から一緒にやってきた同郷の大先輩に勝ったのですから、これは嬉しいですね忘れられないレースになったことでしょう。
表彰台の西山さんメチャクチャ嬉しそうです。
#日本インカレ 男子10000ｍ
優勝 #ｻｲﾓﾝｶﾘｳｷ #日本薬科大 3年 28:20.50
2位 #ﾊﾟﾄﾘｯｸﾜﾝﾌﾞｨ #日本大 3年 28:21.85
3位 #西山和弥 #東洋大 1年 28:44.88 pic.twitter.com/A9SuLKjUb8— フジテレビ陸上 (@fujitvrikujo) 2017年9月9日
2017-2018シーズン
三大駅伝デビュー戦が出雲駅伝の1区ってのがかなり期待されている現れですよね。
気温が高くなる悪条件の中、出雲駅伝1区では持ち前の積極的な走りをして先頭集団を引っ張り、後半はペースが落ちましたがトップ東海大学と24秒差の5位でタスキをつなぎました。
全日本大学駅伝でも1年生とは思えない堂々とした走りを見せて、3区を区間3位で走り1位のまま次にタスキをつないでいます。
本当に1年生？と思うような走りを見せてくれます、これは箱根駅伝もかなり期待できると思います。
2018年箱根駅伝
1年生ながら1区をまかされ、早稲田大学の大迫傑(おおさこすぐる)さん以来7年ぶりの1年生区間賞を獲得して、東洋大学往路優勝への流れを作りました。
順天堂大学のダブルエースの一人栃木渡さんが集団を引っ張りますがバラけることもなく20人の集団でレースが進みました、17kmあたりで青山学院大学の鈴木塁人さんが仕掛けたことにより集団がバラけ、鈴木さんのスパートに反応した西山さんが17.6kmでトップに立ち、六郷橋の上りで後続との差を一気に広げそのまま独走、2位と14秒差を付けての区間賞。
優勝候補のライバル、青山学院大学・神奈川大学・東海大学に25秒差以上つけたことが、東洋大学の往路優勝につながったと思います。
この時の西山さん足が痛かったらしいのですが、足が痛い中の素晴らしい走りでの区間賞凄すぎです！
2018年全国都道府県対抗駅伝
2018年01月21日天皇盃第23回全国都道府県対抗男子駅伝競争大会で、群馬チームのアンカー7区を東洋大学の先輩・設楽悠太さんに次ぐ区間2位で走っています。
2018年02月24日の日本選手権クロスカントリーシニア10kmで29分58秒で3位(学生1位)になり、アジアクロスカントリー選手権の日本代表に選出。
2018年03月15日に中国貴陽でのアジアクロスカントリー選手権大会シニア12kmに日本代表として出場、38秒26秒で銀メダルを獲得しています。
2018年04月07日スイス・ザンクトガレンで開催された、世界大学クロスカントリー選手権大会では12位でした。
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2019年箱根駅伝
2019年箱根駅伝でも西山さん1区を走り2年連続の区間賞を獲得しています。西山さんの区間賞が東洋大学に勢いをもたらし、東洋大学は2年連続の往路優勝を達成！！
2018年の出雲駅伝・全日本大学駅伝と不振でしたので、この区間賞はかなり嬉しかったはずです。
2018年は気づいたら前にいましたが、2019年は自分から仕掛けました。六郷橋の下りでスパートをかけると着いてこれたのは中央大学だけでした。
大学1年から2年連続の1区区間賞獲得は、2011～2012年の大迫傑さん以来、7年ぶりの記録です。おめでとうございます。
2020年箱根駅伝
2019年12月29日16時箱根駅伝の区間エントリーが発表され、2020年箱根も西山さんが1区にエントリーされています。
実はここだけの話ですが、走る前から西山さんの区間賞はデータの上では確定しているのです。1区連続区間賞の法則とでもいうのでしょうか。
3年前の2017年箱根駅伝で東洋大学の服部弾馬さん(トーエネック)が区間賞を獲得していて、西山さんの2年連続と合わせて東洋大学は現在3年連続区間賞を獲得中。
同一大学の1区での3年連続区間賞は史上3校目、過去に達成しているのは1963～1966年の国士舘大学、1991～1994年の早稲田大学。両校ともに4年連続1区区間賞を獲得していて、3年で止まったことはありません。
ですので2020年大会で東洋大学が4年連続1区区間賞を取る可能性が高いのです。
箱根駅伝連続優勝記録でも過去の事例を見ますと、3連覇で終わった大学はなく4連覇以上するというデータがありまして、青山学院大学がその法則に則り4連覇しています。
2020年箱根駅伝では1区に留学生を使う大学もありそうですし、各大学も准エースクラスを投入したりとここ数年と違いハイペースな展開になるのではと言われているので、1区の区間賞争いかなり面白くなりそうです。
果たして西山さんは区間賞を獲るのか目が離せません。
大学駅伝の成績
出雲駅伝
2017年第29回 1区05位 23:40 東洋05位
2018年第30回 2区06位 16:54 東洋02位
2019年第31回 1区10位 24:41 東洋03位全日本大学駅伝
2017年第49回 3区03位 27:21 東洋05位
2018年第50回 2区14位 33:11 東洋03位
2019年第51回 5区11位 37:28 東洋05位箱根駅伝
2018年第94回大会 1区01位 1:02:16 東洋02位 区間賞
2019年第95回大会 1区01位 1:02:35 東洋03位 区間賞全国男子駅伝(全国都道府県対抗駅伝)
2018年 東洋大 7区02位 38:01 群馬05位
柏原竜二さんの注目する選手
二代目山の神で東洋大学のレジェンド柏原竜二さんが、ネットの記事で西山さんのことを注目選手の一人として挙げていました。
母校を挙げるのもなんですが、東洋大学の西山和弥選手。１年生で日本インカレ10000m日本人１位になるっていうのはすごいですよね。最後まで食らいつくレースの表情を見ていても、「おもしろい選手が出てきたな」と思います。
引用
柏原さんに面白い選手と言わせるなんて、西山さん凄いです、ご本人知っているのでしょうか？誰かから伝わって知っている可能性高いと思いますが、柏原さんに褒められるなんてこれほど嬉しいことはないですよね。
履いているシューズは？
2017年出雲駅伝
西山さんが出雲駅伝で履いていたシューズは、ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4％ のアイスブルーです。
オリンピック5000mと10000mで2大会連続2種目金メダルを獲得しているモハメド・ファラーさんが、東洋大学を訪れ指導を行った時に、ファラーさんにサインをしてもらった貴重な靴です。
ファラーさんのサインが書かれた貴重なシューズで出雲駅伝を走った西山さん凄いです、普段から使っている靴でも神さまみたいな人のサインが入ったら保存したくなるのが人情でないでしょうか。
https://twitter.com/jF1Al4IXeRJR0KM/status/944947107458301952
2017年全日本大学駅伝
全日本大学駅伝で履いていたのは、ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4％ のブライトクリムゾンでした、出雲駅伝で履いていたシューズとは色違いです。
全然走る気ないけど普通にヴェイパーフライ4%欲しい！✨ pic.twitter.com/8j7gaeJ6BQ
— 翼 (@bassawing) 2017年11月28日
出雲と違う色のヴェイパーフライを履いたのはなぜか気になりますね。
箱根駅伝では出雲駅伝のヴェイパーフライを履くのか、全日本で履いたのを使うのか、それとも第三のシューズを履くのか興味があります。
まとめ
小学校は、伊勢崎市立茂呂小学校
中学は、伊勢崎市立第一中学校
出身高校は、東京農業大学第二高等学校
フィジカルトレーニングに取り組んだことで故障がなくなり、日本インカレで3位に
東洋大学のレジェンドが注目する選手
出雲で履いていたのは、ファラーさんのサイン入りナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4％ アイスブルー
全日本で履いていたのは、ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4％ のブライトクリムゾン
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