2017年第93回箱根駅伝では日本体育大学が台風の目になるかもしれません。
全日本大学駅伝では調子がイマイチだったのですがその後、上尾ハーフや記録会などで好記録を連発してかなり調子がいいので、ダークホース的存在になりそうです。
日体大の6区には2016年大会で区間新記録を作った、下りのスペシャリスト秋山清仁さんがいますので、6区まで差が少なければ面白い展開になるかもしれません。
今回は日本体育大学の下りのスペシャリスト秋山清仁(あきやまきよひと)さんの、出身小学校・中学・高校と、陸上を始めたきっかけ、卒業後の進路愛知製鋼のことを調べてみました。
プロフィール(経歴)
秋山 清仁(あきやま きよひと)
生年月日 1994年11月19日(28歳)
出身地 東京都板橋区
身長 169cm
体重 55kg
血液型 A型
家族 父・母・弟自己ベスト
5000m 14分17秒73 (2016)
10000m 28分55秒61 (2016)
ハーフ 1時間3分03秒 (2016)
出身小学校と中学は?
秋山さんの出身幼稚園もわかっています、ツイッターの旧アカウントの方に幼稚園から大学まで記載されていました。
幼稚園は東京都板橋区にあるきよみ幼稚園、出身小学校は板橋区立蓮根小学校。
秋山さん小学校時代は6年間地元のサッカークラブに通っていましたが、あまり上達しなかったそうです。
所属していたサッカークラブのコーチにピッチを走り回る持久力を褒められたことがきっかけで、中学から陸上の長距離を始めました。
さり気なくスポーツ新聞記事の秋山さんのプロフィール欄に、 俳優の山崎賢人さんとは幼馴染と書かれていました。
中学は板橋区立志村第五中学校です、略して志五中。
中学から陸上を始めましたが、長距離部門の選手は秋山さん一人で孤軍奮闘しました。
当時の陸上部の顧問の先生は女子バスケット部と兼任でしたので細かい指導などは受けれなかったそうですが、その先生がきっかけで将来は体育教師を目指すことと先生が卒業した日本体育大学に入ることを決めたそうです。
高校は?
高校は東京都北区にある順天高等学校に進学しています、略称は天高。2017年の偏差値は60-64と頭の良い高校です。
入学当初は3学年で6人しか長距離の選手がいなく、7区間の高校駅伝に人数が足らず出場できませんでした。3年生の5月からは中学に引き続き一人で頑張ったそうです。
中学・高校と連続で部員不足のために、駅伝大会に出場できないという苦い経験をしています。
順天高校の女子駅伝部は全国高校駅伝に14回出場している強豪で、秋山さんは女子駅伝部のペースメーカーをしたりサポート役に回りました。
高校2年の菅平での夏合宿で、顧問の先生に下りのフォームがきれい、下りが向いているんじゃないかと言われた事が、下りを意識するきっかけになったそうで、恩師のアドバイスをきっかけに、大学では6区しか考えられないようになりました。
秋山さん小中高と節目節目で、良い先生やアドバイスに巡り会えていますよね、どれ一つ欠けても今の秋山さんになっていないように感じます。
目標の日本体育大学へ
大学は中学の時に決めた目標通りに日本体育大学体育学科に進みました。大学入学当初は大学の練習についていくことが精一杯でした。
秋山さん大学でもまた運命の出会いがありました、それは日体大が総合優勝した2013年箱根駅伝で6区7位・2014年も6区2位で走った下りのスペシャリストの鈴木悠介さんと合宿所で同部屋になったことです。鈴木さんから下りの走りやノウハウなど色々と吸収していきました。
3年生の2015年第91回箱根駅伝という大舞台で大学駅伝初デビューしました、この時は6区を59分29秒で走り区間4位になっています。
下り王子などの通り名の付くことになる、2016年第92回箱根駅伝では、一斉スタートから17km付近までに5チームを抜き、58分08秒で区間新記録を樹立し、総合13位から7位に引き上げる圧巻の走りをしました。
下りでオーバーペースになり、タスキを渡した後に歩くことすらままならなくなる選手が続出する中、秋山さんは平然と歩いていましたし、6区を走る代償で足の裏の皮が向けたりするのですが、秋山さんは全く問題なしでした、まさに下りの申し子・下りの貴公子です。
秋山さんの活躍により日本大育大学は、復路では4位総合では8位と2年ぶりのシード権の獲得に大貢献しました。
下りマニア・オタクの執念が実ったときですね、走っているときタイムを見ていなかったので、走り終えて先輩に区間新区間新と言われ、えっ!?マジですか!?と驚いている秋山さんが箱根駅伝の特番で放送されていました。
ちなみに2016年の箱根駅伝で秋山さん丸刈りで走ったのですが、2015年末の朝練習に遅刻したことに対するペナルティとして五厘刈りにしたそうです、結果的に目立つ頭で良かったと秋山さん言っています。
下りマニアの秋山さんなら2017年第93回箱根駅伝6区でも、2016年以上の走りをしてくれることでしょう。
箱根駅伝
2015年第91回大会 6区04位 59:29 日体大15位
2016年第92回大会 6区01位 58:09 日体大07位区間新
2017年第93回大会 6区01位 58:01 日体大07位 区間新
2017年箱根駅伝
2016年に続き2年連続で区間新記録を出し、13位だった順位も6人抜きをしてシード権内の7位にまで押し上げました。
あと2秒早ければ57分台だったんですよね、ご本人も目標の57分台が出せなくて悔しいと言っています。
秋山さんの出した区間新記録は今大会唯一の区間新記録でした、箱根駅伝のMVP(最優秀選手賞)にあたる金栗四三杯(かなぐりしぞうはい)を受賞しています。
周りから期待されての2年連続の区間新は本当に凄いです、秋山さんもかなりプレッシャーを感じて緊張していたようですが、そういう時でも最高の走りができるのは強い証拠です。
進路は日体大から愛知製鋼へ!
日本体育大学の卒業後進路は、愛知製鋼陸上競技部へ進むことが決まっています。
愛知製鋼は愛知県東海市にあるトヨタグループ唯一の素材メーカーです。
愛知製鋼株式会社
創立 1940年(昭和15年)3月8日
本社所在地 〒476-8666 愛知県東海市荒尾町ワノ割1番地
代表者 取締役社長 藤岡 高広
従業員 連結4,654名 単独2,477名(2016年3月31日現在)
事業内容 鋼材、鍛造品、電磁品の製造と販売
売上高 連結 214,120百万円 単独 160,304百万円(2016年3月期)
経常利益 連結 5,835百万円 単独 4,664百万円(2016年3月期)
https://www.aichi-steel.co.jp/about/company_profile.html
愛知製鋼陸上競技部
愛知製鋼陸上競技部
創 設 1970(昭和45)年
選手数 17人(2016年4月現在)
住 所 〒476-8666 愛知県東海市荒尾町ワノ割1番地
主要練習場所 大池公園、西知多道路、愛知県森林公園 、知多運動公園陸上競技場、阿久比陸上競技場、刈谷総合運動公園、加木屋クロスカントリーコース 他
http://www.aichi-steel.co.jp/sp_info/track01.html
愛知製鋼ではマラソンに取り組み始めるそうです、
日本体育大学OBで箱根駅伝6区を主戦場にして、卒業後マラソンで世界に出ていった、マラソンバルセロナ五輪アトランタ五輪代表の谷口弘美さんや、マラソンシドニー五輪代表の川嶋伸次さんのように、下りの走りをマラソンに生かしたいと言っています。
昨年谷口さんに会いマラソンに向いていると背中を押されたそうです。
それに体育教師になる夢もまだ諦めておらず、強豪校でエリートを指導するというより、自分のような選手を育てていきたいと言っていました。
実業団を引退した後に体育教師を目指すということですね、小学生の頃からいろいろと苦い思いをしてきた秋山さんなら良い体育の先生になれると思います。
ニューイヤー駅伝
2018年NY駅伝 5区18位 49:21 愛知製鋼13位
2018年予選会(中部) 6区05位 25:37 愛知製鋼03位
2019年NY駅伝 7区21位 47:14 愛知製鋼19位
まとめ
きよみ幼稚園→板橋区立蓮根小学校→板橋区立志村第五中学校
中学の顧問の先生に出会い、体育教師を日体大を目指すことに
高校は東京都北区にある順天高等学校
顧問の先生に言われ、下りを意識するようになった
日体大の合宿所で下りのスペシャリスト鈴木悠介と同部屋になり、下りの走り方やノウハウを吸収
2016年第92回箱根駅伝6区で区間新記録を樹立
大学卒業後は愛知製鋼陸上競技部へ
愛知製鋼ではマラソンに取り組む予定
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