今回はGMOアスリーツ監督の花田勝彦さんを紹介したいと思います。
現役時代は早稲田大学で活躍、卒業後はエスビー食品で2度のオリンピックを経験し。現役引退後は上武大学駅伝部で有力選手が入ってこない中、無名の選手を育て箱根駅伝出場の常連校にしました。
上武大学監督時代から、箱根は通過点といいマラソン挑戦を勧めてきた珍しい方です。
GMOアスリーツ監督の花田勝彦(はなだかつひこ)さんの出身高校と大学や経歴、そして結婚しているのかを調べてみました。
プロフィール(経歴)
花田 勝彦(はなだ かつひこ)
生年月日 1971年06月12日(51歳)
出生地 京都府京都市
出身地 滋賀県近江八幡市
身長 175cm
体重 59kg
血液型 AB
趣味 読書箱根駅伝
1991年第67回大会 3区06位 1:07:16 早大11位
1992年第68回大会 3区03位 1:06:25 早大06位
1993年第69回大会 4区01位 1:02:07 早大01位 区間新
1994年第70回大会 2区03位 1:08:14 早大02位
出身中学・高校は？
花田さん生まれたのは京都府京都市で、5歳から滋賀県近江八幡で育ちました。
出身小学校は調べましたがわかりませんでした・・・中学は近江八幡市立西中学校です。
小学2年生の頃からプロ野球を目指して野球をやっていました。
花田さん小さい頃から足が早くて、小学3年生のときから学年別マラソン大会でずっと優勝していて、小学校6年の時に担任の先生に、「お前の性格は個人主義。陸上で世界のトップを目指せ」と言われたそうです。
中学に入りクラブを選ぶ時に陸上と野球部で迷った末に野球部を選びますが、ひじを傷めて中学1年生の秋に陸上部に移ったそうです。
ヒジを傷めなければ野球とマラソンの二足のわらじを履く予定だったのでしょうかね。陸上に転向の時期がいろいろなメディアで違います
この頃からオリンピックや福岡国際マラソンで世界と戦う瀬古利彦を見ていて、瀬古さんに憧れ自分もオリンピック選手になりたいと思っていました。
高校は進学校の滋賀県立彦根東高校に進んでいます。
花田さん中学高校と専門の指導者がいない中、独学で練習方法を考え、時には部員同士で話し合いながら練習をしていたそうです。
良いといえる練習環境ではありませんが、2年生の1988年京都国体1500メートル6位や1989年インターハイ1500メートル5位などの実績を残しています。
中学から独学の練習方法を続けて結果を出すのですから凄いですよね。
インターハイをちょうど翌年から早稲田大学のコーチに就任する瀬古さんが見に来ていて、面白そうだと一緒に世界を目指そうと花田さんは声を掛けられたそうです。
国立大学に進学する予定だったのですが、子供の頃から憧れていた瀬古さんに誘われたので、早稲田大学に進学することにしました。
花田さんすごい運がいいですよね、瀬古さんがちょうど見に来ていて子供の頃から憧れの瀬古さんにスカウトされるのですから。
気になるのはスポーツ推薦で入ったのか一般入試で入ったかです、どっちなのでしょうか？
早稲田大学へ
花田さん同期にスター選手の武井隆次さん(5000メートルの高校記録保持者)櫛部静二さん(3000メートル障害と1万メートルの高校記録保持者)がいて、花田さんも含めた3人で早大三羽烏(さんばからす)と呼ばれていたそうです。
1年目の第67回箱根駅伝で1区武井さん2区櫛部さん3区花田さんと走ることになっていました。
瀬古コーチが花田さんに対して、1区の武井さんが区間賞を取って2区の櫛部さんが貯金を作ってくれるから、3区の花田さんは貯金を使い果たして抜かれるけど4区にタスキを繋げればそれでいいから気にしないでおこうと言われたそうです。
これって結構キツイこと言ってますよね、お前は力がないから抜かれてもいいから、次に繋ぐだけでいいって・・・聞いた花田さんどんな気持ちだったのでしょうか。
1区の武井さんは予定通り区間賞(区間新)を取ったのですが、2区の櫛部さんが全然来ない・・・来たのはトップの日体大が通過してから7分後でした。
櫛部さんのこの遅れは世紀の大ブレーキとして有名になりました。スポーツに疎いうちの母が、早稲田大学の世紀の大ブレーキを知っているほどですから当時凄い騒がれたのでしょう。
花田さん箱根1年目は3区を6位、2年目は3区を3位、3年目は4区を区間新の1位で早稲田の優勝に貢献、4年目は2区を3位で走り、安定した成績を残しています。
ちなみに武井隆次さんは4年連続区間1位でそのうち1年から3年連続区間新記録を出していますし、1993年69回大会では1区櫛部さん4区花田さん7区武井さんの、早大三羽烏が揃って区間新記録を出すという快挙で早大の優勝に貢献しています。
花田さんが3年生の時に元早稲田大学監督の渡辺康幸さん(現住友金属監督)が入ってきていますし、小林正幹さんや小林雅幸さんなど素晴らしい選手がこの時期揃い黄金期を迎えていますが、早稲田大学が優勝したのは1993年第69回大会だけです。
山梨学院大学の黄金期と重なってしまったせいなのですが、山梨学院はどれだけ強かったのでしょうか。
エスビー食品へ
大学卒業は瀬古さんが監督をしていたエスビー食品に入社し、主にトラックで活躍しました。
1994年の日本選手権では5000mで優勝。
1996年アトランタオリンピック10000m代表、2000年シドニーオリンピック5000m・10000m代表、と2度オリンピック出場を経験。
シドニー五輪10000mでは、予選で自己ベストを出して決勝進出。
1997年のアテネ世界陸上ではマラソン代表として出場しています。
シドニーオリンピック以降は怪我の影響で活躍できませんでした、2004年3月に引退し10年間在籍したエスビー食品から退社。
上武大学監督
上武大学陸上部のマネージャーに頼まれメールでアドバイスしているうちに、大学から正式な監督就任の依頼が来て、2004年4月から上武大学駅伝部監督になっています。
最初は部員14人で始め、監督就任4年目の2008年第84回箱根駅伝で学連選抜として出場した、上武大学の福山真魚さんが5区で区間3位になっています。
2008年箱根駅伝で学連選抜は4位という好成績を残していてこの時監督をしていたのが、現在青山学院大学で監督としている原晋さんでした。
学連選抜が4位に入ったことで、翌年の予選会の本戦出場大学が1枠増えたことにより青山学院が33年ぶりの本戦出場を決めています。
ちなみに上武大学で活躍した福山真魚さん2015年に悪いことをして逮捕されています・・・
そして監督就任5年目の2008年予選会で上武大学は3位という好成績で本戦出場を決めました、初出場となった2009年第85回箱根駅伝では21位となっています、初出場以降8年連続で予選会を突破して本選に出場。
上武大学時代の花田さんは有力選手をスカウトできないため、高校時代に実績のない選手を育てて戦力にするという、指導力が高く評価されていました。
さらに上武大学監督就任当時から、箱根駅伝は世界を目指すための通過点であって欲しいといい、大学在学中から積極的にマラソン挑戦を奨励してきました。
花田さん先見の明があったんですね、時代が花田さんに追いついて来たって感じです。
GMOアスリーツ監督に
2016年3月末で上武大学駅伝部監督を退任して、2016年4月1日からGMOアスリーツ監督に就任してます。
アドバイザーに青山学院大学を箱根駅伝3連覇に導いた原晋さんがいます。
GMOアスリーツとは、GMOインターネットグループが、世界に通用するNo.1を目指すスポーツ選手の育成を目的とした創設した実業団チームです。
活動拠点は埼玉県東松山市周辺
創部目的
・世界に通用するアスリートを支援し、多くの方の笑顔と感動を産む。
・引退後も選手のセカンドキャリアが充実するよう、職場環境の整備および教育を行う。監督 花田勝彦
アドバイザー 原晋
特別顧問 根来秀行
マネージャー 須藤祐太郎所属選手
山岸宏貴
佐藤舜
倉田翔平
三木啓貴
渡邉利典
橋本崚
一色恭志
下田裕太(予定)
結婚しているの？
調べてみましたが花田さん結婚しているのかわかりませんでした、ネット上には結婚や嫁や彼女の情報ないです・・・私の調べ方が悪いのかもしれませんが。
45歳ですし結婚していると思うのですが。
まとめ
子供の頃から足が早く、小3から学年別マラソン大会でずっと優勝
中学は近江八幡市立西中学校、高校は滋賀県立彦根東高校
中学時代から独学で練習していた
瀬古さんに声をかけられ早稲田大学へ進学
早稲田では4年連続箱根駅伝出走し安定した成績を残す
卒業後はエスビー食品へ
アトランタ五輪とシドニー五輪を経験
2004年に引退し上武大学駅伝監督に就任
監督就任5年目にして予選会を突破して箱根駅伝出場
その後8年連続予選会を突破して箱根駅伝出場
2016年4月からはGMOアスリーツ監督に就任
結婚しているかわからない
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